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漆器に施す技法まとめ

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黒い漆塗の漆器は人気がなく買取がきびしいものも多くありますが、そんな中で高価買取可能な物があります。

それは蒔絵・螺鈿細工・沈金・象嵌とうの表面に加工を施したモノ

にっこにこ太陽古美術店イメージ蒔絵

八橋蒔絵螺鈿手箱 尾形光琳作 国宝 東京国立博物館蔵
                      著作権者:八橋蒔絵螺鈿手箱ウィキペディア

 

漆器の表面に漆で文様を描き、この漆を接着剤として金属粉・貝粉などを蒔いて加飾する技法

漆が接着剤の役目を果たし表面定着させる技法。輪島塗りなどが有名

蒔絵は奈良時代に初期の蒔絵がありますが、「末金鏤作」という似たものが中国から来ていて大陸伝来という意見もあったのですが、これは蒔絵ではないという意見が大きくなり日本で発症したものと考えられています。

そんな蒔絵の初期は金粉を作る際ヤスリで削った金を使っていたので形が不揃いだったり大きさもマチマチだったので村がありました。

それも技法が確立し細かい金粉を作ることができたことで、金粉の形も様々なものができいまでは、表現によって使い分けられていて細かく分けると300種類くらいになります。

 

大き目の金粉はハッキリした色合い、細かいものはくすんだ色合いなどの仕上がりのためそれを組み合わせることで水墨画のように濃淡が表せるようになりました。

 

その中で代表的な金粉の種類

丸粉(蒔絵で使う金粉の基本形)

ヤスリで削ってできた鑢分(やすりふん)を、さらに鑢盤(やすりばん)の上で転がすことで角が取れ丸い玉になります。

出来上がった粉を小さいものは5ミクロン(1000分の5mm)〜0.3mmの間で17段階に振り分けられ、細かい物から順に丸粉1号、2号という様に表示されます。

 

半丸粉

鑢粉に少し丸みを帯させたもの(丸粉と平粉の中間の粉)

 

平目粉(ひらめふん)

丸粉を平たく潰したもので、60ミクロンから3mm程の物までを13段階にふるい分けて使います

専用の粉を作り押しつぶして作ります。

大きめなので透明の漆を乗せて研ぎ出すとキラキラとした表面になり平目地と言います。

研ぎ出さず、表面に置いていく方法を置平目と言います

 

梨地粉(なしじふん)

鑢粉を加工せず大きさによって60ミクロン〜0.7mmの物を10段階にふるい分けます

平目粉に似ていますが角が立ち艶がありません

 

平粉(ひらふん)

丸粉の一番小さいものと同じくらいの大きさで5〜6ミクロンのものを指し、平粉と同じように鑢粉から作られます。

 

消粉(けしふん)

金箔を溶かしたニカワと共に練ることで小さくちぎれて、微粉末状になったものを大量の水でニカワを洗い流して作る。

蒔絵に使う金粉の中で一番小さく、0.3ミクロン×3ミクロンくらいの大きさ。

 

わずかな量で広範囲に伸ばす事ができるため、安価な蒔絵によく使われている。

にっこにこ太陽古美術店イメージ螺鈿細工

李朝箪笥の螺鈿細工

貝殻などの真珠層の部分を漆地に埋め込み模様を描く伝統技法

奈良時代に唐から伝わった技術で、琥珀や鼈甲と組み合わせて楽器などの装飾に使用された。

夜光貝、白蝶貝、黒蝶貝、青貝、アワビ、アコヤガイなどが模様の色などに合わせて使われ、更に貝片に彫刻を施して模様を彫ることもある。

古いものには正倉院に伝来する宝物の「螺鈿紫檀五絃琵琶」や「螺鈿紫檀阮咸(げんかん)」などがある。

鎌倉時代になると乗馬の際に使う鞍に螺鈿を施すのがおおいに流行したそうです。

螺鈿の技法

嵌入法

木地のうえに漆を塗って仕上げたものに、穴を彫りそこに貝殻を埋め込んで再度漆で仕上げる。乾いたところを今度は炭を使って研ぎ出し、表面にツヤが出るまで磨き上げる。

 

付着法

漆を塗った木地の上に貝殻を乗せる。それから高さがあうまで漆を塗り重ねていき表面を炭で研いで行きツヤが出たら出来上がり。

にっこにこ太陽古美術店イメージ沈金

沈金
                      画像著作権者:沈金 ウィキペディア

 

10世紀ごろ中国の宋で生まれた方法で、日本には13〜14世紀ごろに伝わった技法で漆で仕上げた表面を小刀などで模様を彫って金などを埋め込み絵柄を描いていく。

よく似たものに、蒔絵や象嵌がある。

象嵌は漆器だけでなく木地そのままのところにも埋め込むことがあるが、沈金は漆器のみ。

蒔絵は表面に彫り込みをせず、表面に乗せるようなイメージ

「沈金ノミ」(沈金刀とも言う)を使って漆の表面に彫刻を施し、その上に漆を塗り金箔や金紛を刷入れたて行きます。

載せた漆が接着剤になりきんがていちゃくするので、それから最後に余った漆をふき取ると金だけが残り絵柄が金色に浮かんできます。これが金が沈んでいるように見えたので沈金と呼ばれるようになりました。ちなみに、この技法が生まれた中国では鎗金(そうきん)と呼ばれていました。

 

日本で作られだしたのは意外と浅く江戸時代の享保年間の頃、輪島で大工をしていた五郎兵衛が中国から伝来した「槍金」をみてもしかしたらと思い、自分が使っていたノミの刃先で塗り物に彫刻し始めたのが「沈金」の始まりと考えられています。

にっこにこ太陽古美術店イメージ芝山細工(しばやま ざいく)

神奈川県の名産100選に選ばれている芝山漆器の細工方法の一つ

幕末から明治時代初期にかけて人気を博した工芸技法で芝山仙蔵が考案した、角や貝などを染色してから彫刻を施したのちに漆器に埋め込んだもの。

象嵌の人間国宝 秋山逸生がこの象嵌方法を学んだと言われている。

制作方法は漆器に貝類や象牙、鼈甲などを象嵌してからはめ込むという手の込んだ方法がとられることで、細工が立体的に浮かび上がることが特徴。

本来は塗り、蒔絵、象嵌など各分野の職人が作業するのですが芝山象嵌は職人の人数が限られているのですべて一人の職人が作業することになっていて出来上がりまでに時間がかなるそうでで、その職人も今では2人しかいません。

にっこにこ太陽古美術店イメージまとめ

漆器には色んな方法でデコレーションする方法がありました。

コレが根来のような朱い漆は強度がないからなのか、最近のものにはありますが古い漆器には余り見られない技法です。

 

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私がこの記事を書いています

にっこにこ太陽古美術店やさしい買取担当の店主杉本 昭博
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