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千家十職まとめてみました

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茶道には独特の作法が存在し使用される道具には工夫が必要とされていました。

利休は独特の感性や好みで道具を選んでいた為初代楽吉左衛門の茶碗であったり、京釜師であった辻与次郎の釜などを好んで使用したと言われています。

17世紀末頃に現在に繋がる茶道の形が出来上がっていったのもあり。その形式に合わせ色々な千家好みの道具を作る職家が生まれていきました。

その後は職家が増えたり減ったりしていたのですが明治期に今の十の職が固定され千家十職に固定されたといます。

1. 釜師  (大西家)
2. 茶碗師 (楽家)
3. 焼物師 (永楽家)
4. 金物師 (中川家)
5. 塗師  (中村家)
6. 袋師  (土田家)
7. 表具師 (奥村家)
8. 一閑張 (飛来家)
9. 指物師 (駒沢家)
10. 竹工芸・柄杓師 (黒田家)

千家十職の職家と千家の出会いや繋がりには千宗旦が絡んでいることが多く、その出来を見出し茶道具を作るように依頼したり、大徳寺の住職などから紹介されたりと関わりが多いです。

その宗旦亡き後に表千家・裏千家・武者小路千家の三千家が生まれるのですが、その礎を作ったのかもしれません。

 

にっこにこ太陽古美術店イメージ千家十職

にっこにこ太陽古美術店イメージ大西家

茶釜の作製を主にする家系で京釜を作製する

京釜とは室町時代末期から桃山時代初期まで作られ足利義政好みの形の釜が発祥とされています。

その京釜師の家系で室町時代から400年以上続いていて、初代 浄林から数えて現在は16代目が継いでいます。

そのほか京釜の有名釜師

西村道仁・・・・(織田信長、武野 紹鴎(じょうおう)の釜師を務める。京釜師の名越家10代薙髪号浄祐の門徒と言われている。)

辻与次郎・・・・道仁の弟子で利休好みの釜を作ったと。

西村九兵衛・・・道仁の孫もしくは弟子であったとも言われていて利休の孫千宗旦の釜師であった。

 

そのほかの釜に関する分類

芦屋釜・・・福岡県の遠賀川河口で初めて茶釜を作ったのが鎌倉時代の初頭頃。

その後、職人が四散したことにより越前芦屋釜・伊勢芦屋釜・博多芦屋釜・肥前芦屋釜・播磨芦屋釜・石見芦屋釜・伊予芦屋釜などの芦屋系釜と言われるものが生まれた。

 

にっこにこ太陽古美術店イメージ楽家

黒釉をかけた茶碗(楽茶碗)で有名

初代の長次郎の没後、妻の祖父であった田中宗慶が豊臣秀吉から黄金の印を与えられる。それが聚楽第の「樂」の字をとった文字であったことが樂家の始まりとされている。

樂家では 代々吉左衛門を名乗ることが決められているが、これは二代目の常慶が初て名乗ることになる。

にっこにこ太陽古美術店イメージ永楽家

京焼の家元の一つで、千家十職では土風炉の製作を担当しており、善五郎とも呼ばれている。

武野紹鴎(たけの じょうおう)からの依頼で土風炉を作ったのが始まりとされ、同じ焼物の樂家は茶碗だけを作るのに対し永楽家は昔の名品の写しを作ることが多いのでそのあたりは住み分けがされている。

三千家とのつながりは、1788年の天明の大火事で何もかも失ってしまうが、三千家の援助もあったことで十代・了全が奔走し再興することができた。

西村性から永楽を名乗るようになったのは十二代が主徳川治寶から「永樂」の銀印を拝領したことから、永楽を名乗るようになったが、十代の了全(りょうぜん)、保全(ほぜん)も今では永楽で呼ばれている。

善五郎の土風炉の特徴に素焼きの器に黒漆を重ね塗りしたもの、土器の表面を磨いたものなどがあり、古いものの写しだけでもないことがわかる。

 

にっこにこ太陽古美術店イメージ中川家

中川家は錺師(かざりし)とも言われ元々甲冑や鎧を作っていたが、中川紹益が初めて茶道具を手がけるようになり、二代目以降は浄益を名乗、中川 浄益という名で現在では十一代が務めている。

金属を使う茶道具は一手に引き受けていて、主に鍛造と呼ばれる金属を打ち鍛える方法が多い。

 

にっこにこ太陽古美術店イメージ中村家

代々中村 宗哲として塗師として棗(なつめ)などの塗りものを担当する。

初期の頃は蒔絵などを施した家具を作成していたが明治期頃から茶道具専業になったらしい。

千宗旦の次男が初代の八兵衛の娘婿になるなど千家とつながりが深いのも特徴。

2006年に十二代中村宗哲の次女が十三代宗哲を襲名し女性が当主になっている

 

にっこにこ太陽古美術店イメージ土田家

表千家の六代・覚々斎に茶入れの仕覆(しふく)を縫うように依頼されたのが始まりらしく。

そのほか袱紗(ふくさ)や角帯などのなどの布を使ったものの作製を担当している。

袱紗などは、茶碗の飲み口を拭いたり、棗(なつめ)や茶杓を拭く時に使ったり、茶釜の蓋を取る時にも熱くないようにあてたりもするなど、いろんな場面で使用されています。

代々土田家では当主になると半四郎を名乗っていて、代を次の世代に譲ると友湖(ゆうこ)を名乗り、剃髪を行う習わしななっている。

現在は一二代目が当代を務める。

 

にっこにこ太陽古美術店イメージ奥村家

奥村吉兵衛を名乗る、表具師の家系で、千家代々の揮毫(きごう)と呼ばれる書などを掛け軸に仕立てる軸装や風呂先屏風の製作や茶釜の下に引く「紙釜敷」という敷物の一種などの製作を担当。

奥村家二代吉兵衛の時、表千家六代の覚々斎の尽力で紀州徳川家御用達になり、それまで厳しい状態だった奥村家の家運が上昇し再興を果たすことができたという。

しかし、八代の頃は明治維新の文明開化と共に茶道文化が衰退したことでかなり苦しい状況になったが、九代がその窮地を脱し復活することとなり、現在に至る。

現在は十一代が当代を務める

 

にっこにこ太陽古美術店イメージ飛来家(ひきけ)

明の亡命者が日本にたどり着きその末裔が代々一閑(いっかん)を名乗っている。

元々は今の浙江省の杭州の臨時宗の僧侶だったが、当時、清の攻勢に耐えられず日本の同じ臨済宗の大徳寺の清巌宗渭和尚を頼って亡命してきた。

飛来家の由来は素性を隠すため故郷の飛来峰からとったらしい。

日本に来てから趣味で作っていた一閑張の小物を千宗旦に見出され茶道具を作るようになった。

それが日本中に広まったことで、この製法を一閑張と呼ばれるようになったともいう。

*一閑張とは、竹や木を編み、その上に和紙を貼ることで強度を出し、さらに油や漆をぬることで防水の役割も果たし、一貫(約3.8kg)の重さにも耐えられるくらい丈夫なので一貫張と呼ぶ地方もある。

現在は十六代 飛来一閑 が当主となり、塗師の12代中村宗哲と並ぶ千家十職としては珍しい女性当主。

 

にっこにこ太陽古美術店イメージ駒沢家

代々当主は利斎(りさい)を名乗る

茶事に使う棚やお香を入れておくための入れ物の香合(こうごう)や囲炉裏から畳に火が移らないようにするためにはめる枠の炉縁(ろぶち)などの指物(さしもの)と呼ばれる、木の加工品を担当している。

千家と関わりができたのは二代の頃と言われ、その当時はあまり付き合いがなかったのだが、四代目が表千家 六代の覚々斎から千家の茶方指物師として指名され、「利斎」の名を与えられ、以降 利斎(りさい)を名乗るようになり、先代も利斎と呼ぶようになった。

現在駒沢家は一四代が昭和52年に死去しその名跡も空席になっており、後継者の目処は立っていないという。

 

にっこにこ太陽古美術店イメージ黒田家

代々黒田 正玄(くろだ しょうげん)が竹細工・柄杓師を務める竹細工師の家系。

柄杓(ひしゃく)のほか台子(だいす)などの茶碗を乗せる台などから、花入、お香を入れる香合(こうごう)など竹を使って加工したものの製作を担当している。

初代正玄は七郎左衛門という名前で、越前の黒田郡に生まれてこともあり、これを名とした。

元々は武士だったが、関ヶ原の合戦で西軍に付きその後浪人になったこともあり、剃髪し「正玄」と号して今の滋賀県大津に移って柄杓の製作を始める。

その出来が良く、評判になり京の都に移った。京に移ってからは小堀遠州に師事し茶の修行をしたという、そして遠州の勧めで江戸幕府御用達の柄杓師になった。

その後、大徳寺に参禅していた時に千宗旦に紹介され柄杓を納めるようになった。

 

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