にっこにこ太陽古美術店

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樂美術館に行ってきました

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一楽・二萩・三唐津の一つ楽焼の美術館に行ってきました。

楽焼といえば千家十職の一つでもあり、もともと瓦職人だった長次郎の腕に惚れ込んで茶碗を焼かせたのが始まりと言われています。

その楽家も15代まで続き、今年の春には16代目の篤人(あつんど)さんに継承されることになっています。

美術館では初代の長次郎から歴代の吉左衛門の作品が一同に見られて圧巻でした(中にはない代の物もありましたが)。よく代々伝わる伝承の技なら先代を超えて初めて認められるというのが多いですが、樂家には継承という言葉が存在せず各代の吉左衛門が大まかな決まりはあるがオリジナルと作り出すというやり方を取られています。来館したときは篤人さんの作品もあり先代やその他の代の作品ともまた違った雰囲気がありました。伝承を受け継ぐというのも大ヘンですがオリジナルを作るというのもまた違った大変さがありますね。

各代違った趣がある

各代の当主が作る作品には同じ楽焼でも全く違うものにも見えたりするので、まとめて色んな楽焼が見られるので「私は何代目の作風が好き」みたいな楽しみ方も可能かと。ちなみに店主は初代の作品が良かったです。

初代の作品は利休が好んだというのが良く分かる作品で、それは一切の装飾はなく、ただ土を捏ねただけのものでした。にもかかわらずとても上品なフォルムをしており、手にとることは出来ませんでしたがとても軽そうに見えました。なぜなら手びねりで作った茶碗の原型からヘラで削り取ったりして肉厚を極限までそいで作らてていたからかもしれません。

それに持ちやすいように中程にくぼみを作ったり飲み口を少しだけすぼめて、出来るだけ温かいお茶を冷めないような工夫を考えて作られています。そういった使う人の事も考えて尚且美しいものを作り出すという今で言うなら人間工学に基づいたデザインとでも言うのでしょうか機能美のようなものを感じました。

最近の茶会

当社は道具屋なのでお道具が移動してくれることでお金儲けになるので良いのですが、お茶の世界では裏・表ともに、より高いお道具を使って茶会を開くことに心血を注ぐ風潮があり本来の利休が目指した侘び寂びの世界からは離れていっているような気がします。

お茶を習うにしても週に一回2時間程度で、侘び寂びの世界を知るというのも不可能でしょうしそれを教えている先生自体が免状をもらうためにたくさんお金を使って戴いているという世界ですから・・・・。

落としたら割れてしまうような陶器が約400年前に焼かれて今でも残っているということはすごいことなんだろうと思いますし、その初代長次郎の作った茶碗でお茶をいただくとさぞ美味しいのだろうとも思いました(笑)

そんな楽美術館に行くなら

JR京都駅から地下鉄烏丸線:国際会館行きの地下鉄に乗り、『丸太町』駅で下車2番出口が一番近いです。(京都駅から4駅、運賃は260円です。京都駅から約7分で丸太町駅に着きます。)そこから15分位歩いていけばあります。小さな美術館で民家に埋もれているのでちょっと分かりにくいかもしれないですが、駐車場も5台位は停められたと思いますが近くにコインパーキングも少なかったと思いますので電車で行くことをおすすめします。

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にっこにこ太陽古美術店やさしい買取担当の店主杉本 昭博
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