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司馬遼太郎 黒田官兵衛と菜の花の沖

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最近では司馬遼太郎記念館の前に飾られてた菜の花700本あまりが何者かに搾取されていたというニュースがありました。

その際に司馬遼太郎が菜の花を好きだったと言うところがあり、以前「菜の花の沖」を司馬遼太郎が書いた経緯を知る方と酒の席で一緒になり、 当店が古書を扱っていると言うことで色々とお話を聞かせて貰らった話を思い出したので書いてみたいと思います。

当時新聞社では地元の名士や英雄を基にした作品を世に出すのが流行っていたのですが、その方が勤めていた新聞社が世に出した作品はは黒田官兵衛の播磨灘物語しかなかったのです。

しかも兵庫県の西の端でほとんど岡山に近いのと、当の官兵衛もほとんど暮らしていた記録もないことから、 やっぱり出すなら兵庫県を題材にしたご当地小説を発表したいと言うことで探していたところ、高田屋嘉兵衛という幕末に活躍した船乗が大変数奇な人生だったので、それを基に「菜の花の沖」という淡路島を題材にした小説を書いてもらうため司馬遼太郎にお願いに行ったそうです。

しかし、司馬自身が別の新聞社からの仕事を受けている最中なので受けることが出来ないと即答で断られたとのこと。

しかし諦めきれないのもあり、依頼している新聞社の社長に直談判に行ったそうです。

その社長も直接担当が交渉にくるという熱意に負け、「あなたたちに譲るよ」と折れて言って貰えた瞬間に、その人が取った行動は。

その社長室の電話を借りて先方の気の変わらないうちに「○○新聞社の仕事は断ったので ウチの原稿をお願いします」と司馬遼太郎の自宅に電話したくらいだそうです。

このとき先客があるので、じゃあ「あきらめるか」と言っていたら名作の「菜の花の沖」が生まれなかった。 すごい話です。

しかも、その菜の花の沖を書くために本当かどうか知りませんが2トントラック一杯、約3000万円くらいの資料を集めたそうです。

そこで私は、一冊の本を仕上げるのに3000万円分の資料を集めて全部読んだんでしょうかね?

と聞いたところ。

司馬遼太郎自身はほとんど読んでいるとのこと。

その人曰く司馬遼太郎と奥さんは同じ記者仲間で職場結婚だったそうです、しかも奥さんはかなりの切れ者記者で司馬の10倍くらい能力が高かったそうです。

しかし結婚となると奥さんは仕事を辞め家庭に入るという時代だったのですが、同じ記者仲間からは司馬が辞めて家に入れと言われるくらい差があったそうですが、残念ながら奥さんが辞めて家に入ったそうです。

文章力、読み込みの早さなどすばらしい記者だったのに残念ですねと当時を振り返って教えてくれました。

その奥さんがいることで平凡な記者だった司馬が、すばらしい大作が生まれたのではないでしょうか。

余談ですが、 司馬遼太郎の作品は読んでいくと歴史小説と言うより資料的な書き方で注釈を付けると言った書き方が多いのが気になっていたのですが、 上記のような話を聞くと奥さんがまとめた資料を司馬が注釈を付けるという2人3脚で書かれていたのではと思ったりもします。

ちなみにこの小説の中に菜の花は出てこないのですが司馬遼太郎が好きだった菜の花をモチーフに書かれたんではないかと言っておられました。

司馬遼太郎の「菜の花の沖」は特に大好きな小説でトップスリーの中に入るくらいですね、大変長く5巻からなり読むのには時間と気力も入りそうですが一気に読んだことを覚えています。

 

 

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