にっこにこ太陽古美術店

骨董品や古美術品のやさしい買取

雛人形が捨てられない

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ほとんどの方は捨てられない

最近流行りの終活といえば不動産などの財産の整理やお片付けなどがよく言われます。その一環で当社には古い雛人形や五月人形の買取を依頼されることがあります。しかし依頼があったもので買い取れることは殆どありません。なぜなら依頼される物の殆どが昭和40年以降に作られたもので、この頃から作られたものには魂が入っていないような人形の形をしているだけの物がほとんどです。しかし雛人形に限らず子供のおもちゃの人形なども、捨てることに抵抗があるという方が多いです。

これは日本人特有の基質で心理学用語で「アニミズム」といいます。

アニミズム(英語: animism)とは
生物・無機物を問わないすべてのものの中に霊魂、もしくは霊が宿っているという考え方。19世紀後半、イギリスの人類学者、E・B・タイラーが著書『原始文化』(1871年)の中で使用し定着させた。日本語では「汎霊説」、「精霊信仰」「地霊信仰」などと訳されている。この語はラテン語のアニマ(anima)に由来し、気息・霊魂・生命といった意味である。

タイラーとマレットのそれぞれのアニミズム観
タイラーはアニミズムを「霊的存在への信仰」とし、宗教的なるものの最小限の定義とした。彼によれば諸民族の神観念は人格を投影したものという(擬人化、擬人観、エウヘメリズム)。現在でもこの語は宗教学で触れる際など抜きにしては考えられない語であるが、一方タイラーのアニミズム観に対してはマレット(Robert Ranulph Marett)が「未開」民族の間では人格性を欠いた力あるいは生命のような観念もあるとし、そのアニミズム以前の状態をプレアニミズム(pre-animism)と呼び、同様の概念はアニマティズム(animatism)、ヴァイタリズム(vitalism)、ダイナミズム(dynamism)などとも称された。また研究姿勢に対しては類推的であるとか、進化主義的であるなどの批判もされる。

引用元:Wikipedia

引用には難しく書いていますが要するに、日本には八百万の神がいてどんなものにも神が宿っているので簡単に捨ててしまうとバチが当たるという考え、特にお人形さんやぬいぐるみなど人や動物の形をしたものには特にそのような意識がつよく働く。

方法がないわけでもありません

当社では買取ができませんが処分できないわけではありません

和歌山の淡嶋神社に持っていく

お雛様がメインですが毎年3月3日に全国から集まったお雛様を処分しています。

雛祭(雛流し)3月3日正午より(当日、車での参拝はおさけ下さい。)
・雛祭りと淡嶋神社
やさしく美しい日本の行事、雛まつり。親は、わが子の健やかな成長への願いをお雛様に込めます。いくつになっても女性にとってうれしい行事、雛まつり。幼い日の思い出が鮮やかによみがえってきます。男びな女びなの始まりは、淡島神社のご祭神である少彦名命と神功皇后の男女一対のご神像であるとされています。また、雛祭りが三月三日になったのは、友ヶ島から対岸の加太へのご遷宮が、仁徳天皇五年三月三日であったことから。雛祭りの語源も、スクナヒコナ祭が後に簡略化されて、ヒナまつりと言われるようになったとされています。歴史ある淡島神社には、長い時代を静かに生き抜いてきた見事な雛人形が、数多く残っています。この多くは、紀州徳川家から奉納されたものです。姫君誕生のおりに、その初節句には必ず一対の雛人形が奉納されました。古文書には、姫君たちの名前である寛姫様・菱姫様・芳姫様献上の記述も見られます。今も、その雛人形には、親のやさしい思いが息づいています。
・雛流しの神事
三月三日は、朝から神社のなかは人々の熱気でむせかえります。それぞれの思いや願いと共に、関西はもとより日本全国から境内に女性たちが集まってきます。そして、日が高くのぼった正午、ひな流しの神事がおごそかに始まります。人形に願い事を書き、人形とともに舟に乗せます。「幼い日、あの人形と遊んだなあ」「嫁に行った娘が幸せでありますように」・・・女性の思いのたけをすべて込めた人形で、雛流しの舟はいっぱいになっていきます。穏やかな春の海に紙吹雪がまかれ、神の国へと続く道ができます。そこへ、本殿でお祓いを受けた人形を満載した白木の舟がしずしずと進んでいきます。舟にぎっしりと積み上げられた無数の人形たちは、先導する舟に引かれ、沖へ沖へと向かっていきます。波のまにまに揺られて、浮かんでは沈み、波間に見え隠れする人形たち。キラキラと輝く海面を進む、黄金色や朱色のあでやかな着物をまとった人形たちは、まるで生きているようです。心が澄みわたる瞬間が訪れ、手を合わす人、俳句や短歌を詠む人、シャッターを切る人、たたずむ人、涙ぐむ人・・・ひとりひとりの思いが神の国へと流れていきます。

引用元:淡嶋神社年中行事から

近所の葬儀会社を調べる

最近は家でお葬式を行うという方がほとんど無くなり、○○ホールなどの葬儀場を借りて行うことが一般的になってきて雨後の筍のように葬儀場が出来てきたこともあり新たな収入源を模索しているのかお人形の供養を始めているところが多くなりました。

だいたい1体につき2,000〜3,000円位の費用で供養してもらえます。

生前自分の葬儀を予約する事ができる葬儀場もあり、そういったところでは会員として無料で処分してもらえるところもあるので一度調べてみるのも良いかもしれません。

気にしないで捨ててしまう

そんなの気にしないぜ!という方なら大丈夫なのではと思います(笑)筆者もそんな考え方で人形に魂など入っていないと思います。

熟練の作家さんが精魂込めて命がけで作ったようなものになら霊が入っているのかもしれませんが、イ○ンなどのスーパーで売っているような雛人形は大体が中国製でまず魂など入っていません。

アニミズムは日本人独特の宗教観のようなものだし、ここ数十年前から作られたお人形などには作っている人の思い入れや情熱などはなく、ただ仕事として作っているだけの工業製品です。ただのモノとして考えれば大丈夫ではないでしょうか。

さらに言えばどこかでお祓いをして処分をしてもらうと言っても最後は燃やしてしまうわけで、自分がやりたくないことをお金を払って代わりにやってもらっているに過ぎません。やっている所もお焚き上げとか、お祓いなどと言っても人の弱みにつけ込んだ所詮はビジネスです。

ご自分で処分する

魂など入っていないと思っていても、ゴミとして捨ててしまうというのも流石に出来ないという方も多いと思いますが、もともとお人形は紙を人形に作って生きている人間の厄払いのために作って川に流すという習慣から来たと言われています。同じ川では洗濯したりゴミを流したりしています、そう考えると焼却場で燃やしてもらうのも一緒ではないかと思いますが、ちょっとなぁーと言うのも分かります。

そこで筆者の提案で焚き火の出来るようなキャンプ場や田舎で「今まで有難うございました」と言って燃やしてしまい残った灰は川に流したり埋めたりすればいいと思います。

さいごに買取の出来るお人形

ほとんどのお人形は買取が不可能ですが、中には下記のような人形なら買取ることの出来るものもあります。

  1. 戦前以前に作られたお人形
  2. ジュモーなどのアンティーク人形
  3. 作家物(雛人形などでも○△作と書かれた札が付いていたりしますがほぼダメです、人形自体の何処かに銘が入っているよなものだと期待ができるかも)

上記のようなモノは大体100年くらい経っている物が多く、もしかしたら?とお思いのものがあればご連絡をお待ちしています。

ご家庭に眠る骨董品から古いもの全般 買取いたします

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古いもの大好きで経験豊富な鑑定士が鑑定いたします。
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