Q:骨董品の定義を教えてください
A:欧米では製造から100年以上経たものを骨董品(アンティーク)と呼ぶそうで、証明できれば輸入の際に関税が掛からないとされていますが、日本にはそのような法律などの明確な定義というものは存在しませんが、概ね戦前1939年以前に作られた物を骨董品と呼んでもいいと思いますが、古銭など大量に存在するような物は希少価値がないためその範疇入らないように思います。
戦前に作られたもので希少価値のある物を業界では骨董品と呼んでいます。
Q:子供の頃にお祖母から買って持った古い雛人形は骨董品に入りますか?
A:お人形全体に言えることなのですが、戦前:1939年以前のモノ以外は骨董品として扱われておらず処分をお考えでしたら買取ではなく1体につき5000円の処分費用を頂いております。
その他、昭和40年代頃に流行ったガラスケースに入ったフランス人形などの西洋人形も同様です。
骨董品として買取可能なものとしては野口園生・その師匠の堀柳女・平田郷陽・市橋とし子など有名作家の作品他戦前に作られたモノなどがあります。
Q:古いものが多く有るのですが骨董品かどうかの判断ができませんが出張査定に来てもらえるのでしょうか?
A:高速道路を使って2時間程度でしたらお伺い可能ですが
事前に内容の確認させて頂き、必要なら写真を送ってもらって判断をさせていただくことがあります。
Q:古い絵なのですが価値が有るのか判りませんが見てもらえますか?
A:日本画の額装された作品に多く見られるのですが共シールというシールが貼られていることが多くあります。
作者名や作品名を書いた物で作品の裏に貼られています。
リトグラフやシルクスクリーンには作者名と025/200などの通し番号が振られています。
これらの他鑑定書などがあれば作者名が分かりやすいのですが、こういった物がない場合は厳しいかもしれません。
Q:バブルの頃に300万円掛けて作ってもらった座卓ですが今の価値を知りたい
A:座卓や衝立、茶箪笥や木の根っこで作られた置物などの大型家具に関しましてはお値段がつかない可能性が高いです。室町時代や鎌倉時代に作られたようなもので傷など無くきれいな状態で美術的な価値と骨董的な価値が有るものでしたらお値段の付くものもありますが昭和に作られた作家物以外でしたらお値段は付かないものとお考え下さい。
Q:一本物の象の牙があるのですが象牙かどうかが判りません
A:象牙が本物かどうかを見極めるには、付け根を見るとわかりやすいです。偽物は練り物というプラスチックで出来ています。
付け根の部分を見ると木の年輪のように見えるはずです。もしその部分に蓋をされた状態ならその部分を剥ぎ取ると年輪がしっかり判りますが、年輪が見られない場合はかなりの確率で練り物の可能性があります。
偽物の象牙を本物に近づけるため表面に本文そっくりのカバーを作って貼り付けていることもあります。
Q:象牙をくり抜いて作った阿弥陀様のようなものがあるのですが登録の対象ですか?。
A:象牙をくり抜いて作った仏様や中央部分に七福神などの彫り込みがされている物があります。象牙は木の年輪のような物があるので掘られた部分にも筋状の線が出ているはずです、もし無い場合は練り物の可能性が高いです。
象牙牙(全形を保持した牙)は国際希少野生動植物種に指定されており売買・譲渡をするには自然環境研究センターで発行される「国際希少野生動植物種登録票」が必要です 。これは彫り込みがされているようなものでも一緒です
注】登録がされていない象牙は譲渡や売買のほか展示もが禁止されています。
登録は下記環境大臣に登録される「認定機関」にて行います
一般財団法人 自然環境研究センター 国際希少種管理事業部
〒130-8606 東京都墨田区江東橋3-3-7
TEL:03-6659-6018 (平日:10時〜17時)
FAX:03-6659-6320
登録申請先:自然環境研究センター
登録はご本人がする必要があります
第三者が委託を受けて登録申請は出来ないので、行政書士などの先生に依頼しても出来ませんので注意が必要です。
ご自分では難しいという方は、当社がサポートいたしますのでお気軽にご相談ください。
登録が済んだ象牙買取ります
登録がお済みになったものか、国際希少野生動植物種登録票のある象牙牙(1本物の象牙)の高価買取いたします。
象牙はワシントン条約で輸出入が制限されているのと、現物が減って行く一方で増えることがないので、この先もドンドンと値上がりしていくことが予想されます。
そんな象牙を高く買います。
象牙をお持ちでしたらにっこにこ太陽古美術店にお任せください。判断に困るようでしたら写真を送っていただくかお持ち頂けたら鑑定いたします。
お問い合わせはお気軽にどうぞ>>LINE・お問い合わせ
Q:実家の整理をしていたら、火縄銃や刀、槍、薙刀などが出てきた場合どうすればいいでしょうか?
A:古いお家だったりすると刀が蔵の奥から出てきたりすることがタマにあります。
伝統的な製作方法によって鍛錬し、焼入れをほどこしたもので刃渡り15cm以上のものが対象ですが、伝統的な製法以外の方法で作られた軍刀や、西洋など日本国外で製作された剣などは登録対象になりません。
銃砲(火縄銃など)や刀剣類は所持が出来ません。しかし骨董品的な価値が有るものや美術的な価値が有るものに関して火縄式銃砲などの古式銃砲や刀剣類は、都道府県の教育委員会が許可し登録することにより所持及び売買が可能です(銃砲刀剣類所持等取締法第14条)。
参照元:大阪府 銃砲刀剣類登録のご案内
Q:フィルムを入れて使うカメラを貰ったんですが、今でも使えたりしますか?
A:デジタルカメラ全盛ですがフィルム自体もメーカーなどから販売していますので使用可能です。流石にコンビニでのプリントなどは出来ませんがカメラの専門店などに行けばプリントしてもらえます。
デジタルでしたら直ぐに確認ができますがフィルムですと現像してからプリントになりますので専門店に持ち込めば出来上がりまで最短30分程度で出来上がります、確認出来ないので出来上がりまでドキドキ感があります。
古いカメラやレンズには100%と言っていいほどカビが生えていたり、シャッターが切れなかったりと不具合があるものが多いです。
Q:お婆ちゃんが茶道の先生をしていたので茶道具が一杯あるのですが価値ってあるのでしょうか?
A:茶道に限らず華道や香道などの芸事を習いたいという人の数が減少してきていますので、お稽古用のお道具でしたら殆ど値段がつかないものが多いですが何時の時代も極めている方と云うのは居て、本格的なお茶会が出来るようなお道具ならそういった極めた方達は高く評価していただけるので買取金額も高くなる傾向にあります。
見極めるポイントとしては箱に入っているかどうかで、その箱も桐の箱なのか杉の箱なのか紙の箱なのかでも違いますし、同じ桐でも箱の形状でも変わってきます。
もちろん桐の箱に入っていれば一番期待ができますが、もし紙の箱なら期待ができません。
Q:ホコリだらけでボロボロな掛け軸が押し入れの奥から出てきたのですが、汚いので捨ててしまっても良いのでしょうか?
A:掛け軸に限らず骨董品全体がボロボロだったりホコリまみれだったりします。
掛け軸の命は中身の絵が重要なのでいくらボロボロでも中身の絵にシミが出てたりしても次世代に残す事ができるモノかもしれません。
キレイな桐の箱に入っていて更に厚紙で出来たオレンジの箱に入っているものなどのほうが中身が印刷だったりする事があります。
幾ら汚くてもご自分で判断して捨ててしまわず、骨董品屋に持ち込むなり出張なりで判定してもらって下さい骨董屋はは喜んで見ますから。
詳しくは掛軸買取をご覧ください
Q:木の箱に入っていないと駄目なの
A:無いよりある方が断然良いです。
日本では古来から大事なものを箱に入れて保管する習性がありまして、茶道具の茶碗や茶入にワザワザ専用の袋を設え、それを桐の箱に入れてから塗りの箱に入れるという二重箱というものが存在します。
箱から出してしまって分からない場合、箱には作者名や作品名などが書かれているのでそれを元に合わせていき、入れた時に少し余裕がある程度の隙間画出来たらそれがその商品の箱になります。もちろん名前と作品が一致していないといけませんが。
備前の壺なのに信楽の壺と書かれた箱に幾らピッタリ入るからと言ってもそれでは駄目なんです。
Q:浮世絵らしきものが出てきたのですが本物かどうか判断するにはどうすれば良いですか?
A:浮世絵に限らず日本画全体に言えるのですが、ちゃんと描かれていれば表面に凸凹があります。それは岩絵の具という日本が特有の絵の具を使っているからです。岩絵の具は鉱物などを粉々に砕いて粉状にしニカワと呼ばれる動物の脂肪などで作った糊状のものと混ぜて使うので紙の上や絹の上に描かれた絵は盛り上がるので触ってみれば膨らみが理解ります。
その膨らみがないのであればそれは現代に印刷されたものです。
また本物あどうかですが、浮世絵の偽物を作る手間暇と材料費などを考えると殆どが採算が合いませんので誰も作ったりしませんから木版画であればほぼ間違いなく本物です。
ただ、版元と呼ばれる木版印刷を行うところが何処かという事で値段の差も出てきます、それに木版画も印刷ですので何枚も摺れますし、時代が経ても摺られることがありますので摺られた時代や版元の違いで値段が変わります。
Q:春画って云うのでしょうか男女の営みが描かれたモノがあるのですがどうすればいいでしょう
A:春画、わ印、枕絵、枕草紙、秘画などとも呼ばれており現在のエロ本に当たるのですが、当時はエロ本と云うよりファッション雑誌のように捉えられていて広く女性も見ていたので当時のファッションの最先端が判るので海外でも熱心なコレクターがいるくらい人気があります。
今の日本では一部エロ本のように扱われていますが、同じ時代の浮世絵に比べて浮き摺りや金摺り、銀摺りなどの名一杯お金をかけた作品も多く当時の浮世絵師は葛飾北斎や喜多川歌麿などの有名な作家も春画を作っていたそうでゆいつ春画を描かなかったのは東洲斎写楽だけだったそう。
もちろんそういった物も買取させていただきます。
浮世絵買取も参照ください
Q:和本ってどんな本?
A:和綴とも呼ばれる方法で綴じられた本で糸を使って閉じる方法です。
江戸時代までは和紙に木版画で摺られた印刷物をまとめて糸で綴じていました。これらの本は古くなっても糸を交換することでもう一度しっかりした本になるので再度読むことが可能になります。
和紙を使っているので耐久性に優れており数百年でも問題なく開いて読むことが可能ですが和紙が天然由来の紙のため虫に食われてしまって穴が空いていることがあります。
洋本と呼ばれる今風の本などは数百年持ちこたえることが出来ないため100年も経てば風化してきて開くのにも慎重にしないとバラバラになってしまいます。
和本によく似たものに唐本という中国の本も同じような作りになっています。
Q:何が書いてあるか解らないこ汚い和紙で出来た紙
A:古文書かと思われます、江戸時代頃までは洋紙が無くすべて和紙に書いたり木版画で印刷したりしていたのでかなり古いものでも残っている場合があります。
中でも村の庄屋さんが開催する寄合と呼ばれる今で言う宴会に関する目録のようなものや、皆んなでグループを組んでいる仲間内の財産目録のような事を書いたモノがあります。こういった昔の風俗が判るようなことを書いてあるモノが希少価値があります。
また、よく残っているのが借金の借用書であったり、大福帳と言った帳簿などは大事に残しておかないといけないようなものなのでかなりの量が残っていて殆どの古文書はこういったものだと思われます。
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