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濃茶には茶入れ薄茶には棗

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茶入れというと、同じくして出てくるのが棗ではないでしょうか。同じ抹茶を入れる為の道具ですが、茶入れは濃茶、棗は薄茶と使い分けられている感があります。特に替える必要もないのですがね。

ちなみに、薄茶は茶杓に1.5杯で一人前になり、濃茶になるとその倍の量をお湯で溶くので建てるというより練るというそうです。

薄茶はサラッとしている

茶道には濃茶と薄茶というのがあり、一般的にイメージがある茶筅で点てたお茶は薄茶を指すでしょう。さらっとしていてすっと飲めるタイプを言います。

コレは裏千家が主に広めたようで、茶道イコール裏千家というイメージがありますがコレは今の家元のおじいさんの時代14代淡々斎碩叟が戦後、茶道の学校教育への導入を働きかけた結果と言われています。なので抹茶イコール薄茶のイメージになるのでしょう。

本来は表千家のことを千家と呼んでいたのがいつの間にか裏千家が勢力を伸ばしてきたので、分家であった武者小路家も合わさって三千家と呼ぶようになったようです。

三千家と言っても持ち場が違いバッティングしない様になっているようで、一般的な大衆茶道は裏千家、高価なお道具を集められる数寄者のお金持ちに特化した表千家という具合に、武者小路千家は表千家の分家扱いだあったので同じような数寄物のお金持ちが集まるのでしょう。

なので、茶道を始める際はお金がかかってもいいからと言うのであれば表千家、お金がないけどやりたいというのであれば裏千家と考えてみてはいかがでしょう。と言っても茶道を始めるならそれなりの費用はかかるのですがね。

ちなみに和歌山は紀州徳川藩が庇護していたので表千家が多いです。

話が脱線してきましたが、薄茶の手前には棗を用いるのが多いようです。たまに茶入れを使ったりもしますがその時は茶入れと呼ばず小壺と呼ぶそう。

濃茶って薄茶の三倍くらい抹茶を使って点てると言うより煉るというくらいなので濃いドロッとしたお茶が点てられ、濃すぎるので一人では飲みきれないため数人で回し飲みするので、口をつけた所を外すため三回廻したりするのです。

飲み屋ならオネーチャンの口を付けた所を狙って「どっから飲んだん?」って聞いてから飲みますけどね(笑)

茶の湯の時にそんなこと言っていたら掘り出されるので注意が必要です。

棗の形は様々

薄茶器に使われるのは漆器のもので形が植物の棗(なつめ)に似ていたことからこう呼ばれるようになったがバリエーションはいっぱいある。

棗の形のものから、茶筒のような形のものや変わり種もイッパイ。

ちなみに利休好みのものは真っ黒の棗型で装飾など一切ない。この中に抹茶を入れたら棗の黒と抹茶の緑が合わさってとても綺麗に見えるからか、利休は愛したのでしょう。

根来薬器

男性の数寄者が所蔵したい道具の一つと言われている。

胴の張りと蓋のくりの強さ、バランスや引き締まった立ち上がり、時代を感じさせる朱の漆の剥げ具合などどれをとっても美しい

棗
                      引用元:淡交社出版 茶道具の世界6 棗替茶器より

その他一般的に棗といえば黒で蒔絵のものが多いのではないでしょうか

 

茶入れの定義

定義としては陶器製であることが大前提で象牙で作った蓋も必要です。

たまに濃茶のさい漆器を使うこともありますが、この時は棗を茶入れとは呼ばないそう。

また、薄茶のときに茶入れを使ったり、濃茶・薄茶両方で使われる茶入れもあるが、いくら陶器製でも濃茶に使わないものは茶入れとは呼ばないなど呼び方の定義など無いのかもしれない。

同じものでも陶器製で象牙の蓋のついたもので濃茶に使う時は「茶入れ」と呼びそれ以外で使う時は小壺と呼べばいいみたい。

薄茶のときも棗を使ったら棗と呼びそれ以外は小壺でいいのではないだろうか。

茶入れが日本に来た

茶入れは栄西禅師(1141〜1215年)が中国からお茶の種を持ち帰り、栂尾高山寺の明恵(みょうえ)上人に送った時に入れていた小さな壺が「漢柿べたの茶壺(あやのかきべたのちゃつぼ)」だったそうで、同寺に伝来しているそう。

その後南北朝時代にはいると唐からいくつかの茶入れが輸入されていく。

作った唐の職人もまさか自分の作った種入れの小壺が日本で蓋を付けて茶道具にされているとは思いもよらんかったことでしょうね。

茶壺
                      引用元:淡交社出版 茶道具の世界5 茶入れより

永禄七年(1630年 庚午)発行の「分類草入木」という本で茶入れに関する事が書かれていて、大まかに言うと葉茶を入れる壺を大壺と呼び、抹茶を入れる壺を小壺というと記されていて、形にも注釈があり下記のように書かれている

小壺には茄子・文林(ぶんりん)・円壺・鶴首・瓶子(へいし)・驢蹄(ろてい)・樽形(そんなり)・棗・瓢箪・柿・水滴・常陸帯等を云也、肩衡・大海・飯胴・擂茶(るいざ)・釣附(つるつき)・湯桶等は小壺と云うべからず、小壺の大壺の茶壺のと云べし。葉茶壺の外悉く小壺と云誤也
真松斉春渓著「分類草入木」より

このころには大壺・小壺・茶壺の分類がされていたみたい。

今でこそ濃茶の席には茶入れというくらい重宝されているが、茶入れが入ってきた室町時代頃の文献に使用されてというような記述が見当たらないことからそれほど重要視されていなかったみたいで、江戸時代に入る頃からはよく使われるようになったようです。

 

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