2021年02月
高価買取できる古美術の特徴
古美術とは?
辞書などで調べると「古い時代の書画・彫刻・陶磁器・調度品などの美術品の総称」とあり、美術的な価値がある古いものということろでしょう。
美術的な価値って余計に判らないのですが、簡単に言うと「美術館に飾ってそう」と言ったレベルのモノと思っていただけたらいです。
そして殆どのものが桐の箱に入っていて中には、それを漆塗りの箱に入れられていたりします。これを二重箱といいます
掛軸などは良くこういった方法で保管されていたりします。
この二重箱に入った掛軸などは価値があるものが多いです。
同じような言葉で骨董品がありますが、欧米では100年以上前のものをアンティークと呼び、それより新しいが古いものをビンテージなどと呼んだりします。
ちなみに、アンティークとはフランス語で骨董品の意味になります。
1934年にアメリカ合衆国で制定された通商関税法に記された製造された時点から100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品が唯一であり、欧米各国におけるアンティーク(骨董品)の定義もおおむねこれに従っている。なおこの定義はWTOでも採用されており、加盟国間においては100年前に製造されたことが証明された物品に対しては関税はかからないとされている。
引用元:wikipedia 骨董品
WTOに加盟している日本でも100年以上前に作られたという証明が出来る物に関しては関税がかかりません。
そういったところから国内でも概ね100年以上経過しているものを骨董品と呼んでも良いようなものですが、骨董や古美術を扱う当社のような業者にとっては100年前は大正時代でしたので感覚的にはビンテージの類になります。
骨董品と呼べるのは江戸時代以前に作られたものと感じています。
話がそれましたが、古美術品で高価買取が期待できるものの特徴は
- 桐の箱に入っている、その桐の箱を漆塗りの箱に入れられていると尚良い
- 手が込んだ作りをしている
- 作られてからかなり古い
などがあります、この三つの条件を備えていると高価買取が期待できるモノと考えられます。
これ以外も意外と良かったりもする
床の間に飾ったままになり、飾っていた本人が亡くなり、残った人が間違って箱を捨ててしまったりされていることも多く、箱がないだけで古美術的な価値があるものもあったり、古美術ではないが骨董品としてすばらしいものであったり、古美術や骨董品ではない比較的新しいものでも美術品と呼べるものも有ったりもします。
こうなって来ると、何が良くて何がダメなのかわからなくなってくると思いますが、一つだけ言えるのが買取を依頼されようとしているお客様がコレは古くて汚いから価値が無さそうと思われるようなものが我々骨董屋が探しているものだったりします。
逆に、これは価値がありそうと思っているものが意外と価値がなくて「エ〜そうなの・・・・」と言われることが多いです。
お家の解体やお引越しの際にお片付けをされるときには必要なものを先に保管してから、骨董品を扱う業者をお呼びください。
でないと、後世に残していきたい骨董品が残念なことに捨てられてしまうことが多々あります。
「間違っていても大丈夫です。」
大事なことなのでもう一度言います「間違っていても大丈夫です。」古いものを処分しようと思ったらまずは骨董品を取り扱っている専門の所にご連絡ください。
ダメな業者の見極め方
リサイクルショップやそれと同等のレベルの業者はいくら骨董品や古美術品を扱っていると謳っていても、実際は価値を判断できませんので注意が必要です。
これらの業者は再販価格がネットなどで調べれば簡単にでてくるようなものしか扱っていないので、骨董品や古美術品のように、ある人には価値があるが、その他の人には全く無いようなモノを扱っていないので
値段が付けられないためど、適当なことを言って安く買い叩こうとします。
同じく遺品整理屋も一緒です。
見極める方法はテレビやネットで宣伝しているバイ○ル、エコ○ングといった大手や、金プラチナ、ブランド品、お酒など高価買取しますと看板を上げているところは100%っ避けたほうが良いでしょう。
バイ○ルに関しては以前は別の名前で営業していたのですが、押し買いがひどくて苦情がですぎたので名前を変えたという経緯があります。
コマーシャルしているタレントも良くない噂が多いですし類は類を呼ぶと言ったところでしょうか(笑)
まとめの高価買取できる古美術品とは
桐の箱に入った美術品らしきもので、美術館に飾られていてもおかしくないんじゃねーと思われるようなもの
骨董品に関しては、カテゴリーが違いすぎて同時に語れないので、次回別の機会に紹介いたします