2020年05月
終活は50代から
60・70代になってから終活を始める方が多いです
この年代になってから、不要なものを片付けたり整理するのは面倒でツイツイ疎かになっていまい、何も片付けないまま遠い所に行ってしまい後に残された人が片付けています。
実際に遺品整理をしているので価値のあるモノがないか見に来て欲しいと言うご連絡をよくいただきます。
特に女性に多いのですが何でも溜め込んで取っておく人。
この傾向にある人は要らないものを沢山取っておいて必要なものを捨ててしまうか見つけられないように見失ってしまっています。
都会に住んでいる人は土地の値段も高いので庭や離れを建てられるような大きな土地に家を建てていない人が多いですから、割に不要なものを捨てている傾向にあります。
当社のある岸和田などは土地の価格も安く、古い家が多いので庭に車を3台駐車してさらに家庭菜園を出来るくらいの庭があったりします。
そういった家では保管する場所が多のかツイツイいろんなガラクタを溜め込んでおり、下手したら3世代分のガラクタが残っていたりもします。
40代後半から考える終活
40代も前半からでは無く、後半からが良いと思います。
この頃になると早い人なら孫をみている人も出始めますね、これくらいからボチボチと不要なものを捨てていくことをオススメします。
ゴミも一気に出すと業者に頼まないといけなかったりします、そうなると費用も馬鹿になりません。小出しに出せば家庭用のゴミでなんとか出すことも可能です。
余計なものを買わない
これが一番いいのかもしれませんが、子供が小さいウチは色んなモノが増えます、学校で作ってきた工作物や夏休みの自由研究などで作った物などなかなか捨てられませんので残っていきます。
子供の作品などはスマホで写真にとって思いでだけ残して本体は捨てるほうがいいですね。
デジタルデータなら色褪せることもないですしプリントアウトしてもそんなに嵩張らないですしオススメです。
あとはテレビの通販番組やイオンなどの大型ショッピングモールで売られているような便利グッツなど、100%使わなくなりますので購入しないことです。
要らなくなればメルカリやヤフオクで売ってしまえばいいやと思いますがまず売れません。
貴方の要らないものは誰も欲しがりません
余計なものは買わないに越したことはありません。
保管場所が多い
店主の実家は田舎なので家が広いのもありやたらとものがあります。母親が物を捨てないのでドンドンと溜まっていったからです。私が2・3歳の頃遊んでいた犬のおもちゃなど未だに置いています、自分の子供が同じように2・3歳の頃遊んでいました。約40年位保管されていたことになります。
物持ちが良いというのも良いのですが、出来るだけ捨てていくほうが後に残された人には良いですね。
逆に都会の家など家賃が高いところだと押し入れにしまっている不用品のために月に数万円の家賃を払う羽目になっているところもあるので、できるだけ要らないものを捨てる人が多いので家がスッキリしています。
最後にまとめると
断捨離などのときめかないものを捨ててほんとに必要なものを手元に残すという事を言う人もいますが、そもそも物を買わない方が良いです。
テレビで日々垂れ流されている情報を見て「あれいいなぁ」「今はこれが流行っているんだ」などと言ってステルスマーケティングなどの罠に騙されて余計なものを買わないように、自分で考える癖をつけて行かないといけません。
そうすれば余計なものも増えず、ゴミも減ります。
そう言うと経済が成り立たないという事を言いますが、それは企業の提灯記事を書いている御用経済学者であってそんな奴のことなど無視して大丈夫です。
みんながしっかりと必要なものを見極めるようになると企業もそれに合わせて高くてもしっかりしたものを作るようになります。
それがものづくり日本の復活にもなりますし、しっかり作られたものならリユース出来ますので環境にもいいでしょう。
真田紐と真田幸村
真田幸村が作っていたから真田紐
茶道具や骨董品を保管するための桐の箱を留めるための幅広な紐のことを真田紐と言います。
それは幸村の流刑地、和歌山県九度山町で真田幸村が作っていたためそう呼ばれるように成りました。
歴史の授業の戦国時代のところで習いましたが
いつの時代も戦国のスーパーヒーローとして小説や映画にもなり、最近では大河ドラマ「
簡単におさらいすると、数々の武勇伝がありますが、最後のところで真田幸村は豊臣側に立って徳川と戦をしてかなりのところまで追い詰めたのですが結局最後には負けてしまいました。
負けてしまった幸村は本当なら打首になるところを奇跡的に免れることが出来たのです。
それは幸村のお兄さんの真田信之が家康に「弟の打首をしないでほしい」と懇願し流刑されることで生き延びることが出来ました。
なぜ兄は家康にお願いできたのか
お兄さんは同じ真田家でも徳川家康についていたので、助かったのと、弟を助けてほしいと懇願が出来たのです。
兄弟で戦うというのもすごい時代でしたが、その結果骨董品の世界でも名を残すことが出来ました。
流刑され収入が無かった
収入がなく困窮していた幸村はお兄さんに手紙を書いてお金を無心していたそうですが、それだけでは足らないので茶道具などを収める桐の箱を結ぶための幅広の紐を織ってそれを売ることで生計を立てていました。
意外と人気があり広まったので真田幸村の名前が付いて真田紐と呼ばれるようになったのだそうです。
幸村の過ごした九度山町
真田幸村が九度山町で過ごしたのは14年くらいだったそうですが、この土地は弘法大師空海が高野山を開いた麓にあり、空海の母親が家を建てて住んでいたところが九度山町だそうで、お母さんっ子だった空海は月に9回山を降りてお母さんに会いに来たので九度山町と呼ばれるようになったそうです。
お母さんのお家はお寺になった
高野山女人禁制で女のひとが登ることが出来ませんでした。たが女の人もにお参りできるようにしたいと、空海が月に9回訪れたお母さんの家の跡地に慈光院というお寺を建ててココまでは女の人も登ることができたそうです。
最後に
真田幸村と真田紐の関係を簡単にまとめてみました。
古書の買取は大阪古書組合員の当店にお任せ下さい
古書 買取いたします
当社は古本屋からスタートしたのですが、訳あって古本の取扱を止め古道具のみの営業でした。
今年に入ってから古本の問い合わせがよく来るようになってきていたので、そろそろ古本も取り扱わないと行け無いなと考えていたのもあり。七夕から一念発起して古本の買取も行うようにしました。
古い本全般取扱
バーコードの付いた新古本と呼ばれる比較的新しい古本から糸で綴じたような和本,漢籍,何が書いてあるのかよくわからないような古い和紙でできた古文書のようなものまで、幅広く査定が可能です。
バーコードの付いたような本ならブックオフやゲオなどの新古本を取り扱うお店に持っていっても二束三文にしかなりません、なぜなら会社が大きくなればなるほど目に見えない経費が必要になりその分、高く売るか若しくは仕入れ値を低くるかしないと経費が賄えないのです。
その点当社のようなトコロは大手ほど経費も要らず小回りも利きます、いますぐ来てほしいなども対応可能ですし、何より買取額が大手に比べ高く買取ることが可能です。
モチロン、骨董品や良く判らない古いものも一緒に査定が可能です。巷の古本屋は古道具のことが解りません、骨董品屋は古本の価値が解らないのと面倒くさいのでやりたがりません。
片付けの時は色んな所に依頼しないといけない
下記が当社がおすすめしているお片付けの方法です(1〜4の順番で依頼します)
- 骨董品屋に古いものを査定してもらいます
- リサイクルショップや古本屋に頼んで比較的新しいものを処分します
- 廃品回収業者に頼んで不用品の処分をします
- 最後に遺品整理業者に依頼する
一々業者を呼ぶのが面倒
当社の得意分野は骨董品です、骨董品や古くてよくわからないものはお任せ下さい。また骨董品屋にしては珍しく古本の事も精通しているので一般的に古本屋で取り扱うCDやDVD・ゲーム・レコードだけでなくリサイクル品にも詳しく査定させていただきます。
今までなら一々各業者を呼んで査定してもらっていたのが当社なら骨董品から最後の遺品整理までトータルでサポートさせていただきます。
自称プロの古本屋にご注意!!
古書は古本屋にとお思いの方も多いですが、最近の古本屋は副業でやられている方も多くほとんど素人と変わりません。
このような初版本などは査定ができませんから依頼しても、まず査定が付かないか付いても数十円くらいです。
この人達はバーコードの付いた本なら1冊ずつでも査定が可能です、なぜならバーコードからAMAZONで幾らで売られていてどれ位売れているかというのが解るからです。
幾ら高く売っていても売れるモノではなければいけませんから次に売れた順位を見ます、アマゾンでは売れたモノを順位付けしており数十分単位で変化する仕組みになっています。そして売れれば順位が上がり売れなければ順位が下がるので、アマゾン系の古本屋さんはそこを見て判断しますので順位がない物はそもそも売れないと判断しますので買取額はゼロ円になるでしょう。
売れるかどうかの基準は50万位以内とも100万位以内とも言われていて、その基準は各自で違うので一概には言えません。
その売れ筋か?販売価格がいくらかが瞬時に解るのでそれを元に査定すれば良いのですから誰でも出来ますよね。
以外のAMAZONで売られていない本に関しては査定ができないので、「古い」だの「状態が悪い」だの言って安く買い取ろうとイチャモンを付けますが、査定が出来ないためそのような対応になるのです。
ダメ押しでホントは知りもしないくせに「売れ筋じゃない」などと言ったりもしています(笑)。
これらの業者?のポイントはホームページなどがやたらとキレイでポップな感じがするのと、ページ数が異常に少なかったり、「〇〇ならお任せ下さい高価買取いたします」と言ったページばかりで内容のないホームページだと可能性が高いです。
また、古書を扱う業者なら各都道府県の古書組合に所属しているのですが、もししていないのなら幾ら法人でも自称プロの古本屋の可能性が高いです。
ちなみに当社は大阪古書籍商業協同組合に加入しており日本の古本屋の会員です。
古い物の処分をご検討されている方へ
古いものを処分する
要らないものや古いものを処分するにはリサイクルか捨てるかの2つのパターンがあります。
ただ捨てるのではなく賢い方法で捨てれば費用も抑えられますし若しかしたらお小遣いやビックリするくらいのお金が儲かるかもしれません。
遺品整理業者は最後にして
いくら不要だからといって、いきなりゴミに出してしまうととても勿体ないことになります。特に遺品整理や片付けを専門にされているところで、片付けの際に出た骨董品はしっかり査定しますと謳っているところがありますが、毎日ゴミしか扱っていない人に骨董品の価値が判るはずがありません。
仮に見れたとしても依頼者(お客様)は不用品の処分として依頼してきているので分かる筈がないと考え、黙って横流ししたりします。
何方にしても良い結果にはなりません。
まずはリサイクルについて
古いものを処分するには売れるものを徹底的に売ってしまうことです。
その方法に
- フリーマーケットで販売
- オークションサイトで販売
- リサイクルショップなど中古品販売店に売る
などがあります。
a.b.の自分で販売するのは時間がかかるのと手間が大変
c.のリサイクルショップに持ち込むのは簡単だけど売れるものと売れないものがある。
また、お店により得意不得意があるので一軒だけだとその金額が正しいのか解らない。
特に骨董品などはリサイクルショップではアルバイトが査定をするので判断ができません。
捨てる
簡単に捨てると言っても、分別や費用の掛かるものもあります。大型の家具や家電は捨てるのにも費用がかかります。
たまに買取ってもらえるものもありますが、製造から数年までが限界でそれ以降は費用がかかるものがほとんどです。家具などもよっぽどブランドの家具でない限り買取ってもらうことは出来ないでしょう。
これらは捨てるのに費用がかかるモノたちです。
捨てるのに費用がかからない物とは自治体が回収している古新聞古雑誌などの古い紙類や、埋め立てに使う陶器類など、そのほか家庭ごみとして捨てられるものです。
これらは捨てるのにほとんど費用がかからないかタダで捨てられます。
たまに、金属や古い家電を家の前に置いておくと無料で回収している業者もいますが、法律的にはグレーな部分もあり拾得物横領罪に成りかねないので利用は控えたいですね。
お片付けの順序をまとめると
1.お引越しやお家などの解体するので不要なものを処分しようとお考えの際には、まず骨董品を扱うトコロを選んで買い取りに来てもらってください。
その理由は骨董品の目利きは骨董屋にしかできないノウハウがあるから、リサイクルショップやお片付けの業者には見ることができないんです。
2.二番目がリサイクルショップです。
骨董品を扱う業者にとってはリサイクルショップで売られているものが逆に不得意なのでそれを売ります。
3.最後に貿易品を扱う業者に買い取ってもらいます。
リサイクルショップでは新品しか食器は買取らないのですが、日本で使用された中古の食器は東南アジアなどで大人気のため買取しているところがあります。
東南アジアにも安い中国製が入っているのに態々日本の中古品を買うのかというと、直接入って来るものはとても品質が悪く使い物にならないのですが、同じメイド・イン・チャイナでも世界一品質に厳しい日本人が使ったものなら間違いないといい、ユーズド・イン・ジャパンと呼ばれるそうです。
お近くで探すと意外と見つかるので『食器 買取』などで検索すると使い古した食器を数十円/キロくらいで欠けや割れのないものであれば基本買取ってもらえるところが見つかります。
そういったところで粗方売れるものを全部売ってから依頼するのが整理業者です。
遺品整理などの整理業者は片付ける物の量で金額を決めているので少なければ少ないほど金額が安くなります。
ですので出来るだけ自分で処分できるものはしたほうが安上がりですし、お宝が見つかってお小遣いになることもあるかもしれませんので、お片付けならまずは骨董品屋を探して呼んでみましょう。
そして査定してからゴミに出しても遅くはありませんしね。
最後にリサイクルショップは中古品を買いに行く所と考える
ここには売りに行くのではなく中古品でいいようなモノを買いに行く所です。
売りに行ったことがある方なら判るかもしれませんが、買取り金額は同じ店で販売している価格の10分の1以下です。
売れやすいものでそんな金額なので売れにくいものならバカにしているのかという金額でしか出しません。ですのでこういった所は売りに行くのではなく捨てに行く感覚でないと腹が立ちます。
当店も、どうしても骨董品として売れないが、成り行き上引き取らないといけないようなものが出たときなどはリサイクルショップに捨てに行きます(笑)家庭ごみでないため、捨てるにもお金がかかるのでそんなときには重宝しています。
これは古本などにも言えることで、ブック◯フなどもリサイクルショップと同じです。
アマゾンで売られているようなISBNの付いている新刊本なら買取りしてもらえますが、古書と呼ばれるような本や専門書などは不得意のため値段がつかないか付いても破格の安い金額でしか買い取ってもらえません。
そういった本は最近少なくなった街の古本屋に持ち込みましょう。専門書や古書などもチャンと査定してもらえますので価値のある本かどうかがわからない場合でもまずは街の古本屋に持っていき、そこで駄目だった物をリサイクルチェーンの大手の古本屋に持ち込んで捨てに行きましょう。
鉄瓶ってどうよ?
鉄瓶って高いのか?
中国の煎茶道の茶人たちが「日本の古い鉄瓶には味がある」と言ったのがキッカケで日本中で鉄瓶バブルが起こり血眼になって探す人が多く天井知らずの状態でしたが、最近は中国の景気も一段落したようでそのブームも去り、値段も落ち着いてきた感がある鉄瓶ですが人気のある作家や工房のものは高値で取引されています。
高価買取に繋がる工房の作品の鉄瓶を紹介します。
龍文堂
江戸の末期から昭和33年頃まで8代続いた高級鉄瓶を制作する工房で、2代目の弟子?に滋賀の近江で鉄瓶制作を行う亀文堂がある。
龍文堂には本家と分家があり、本家のものには「龍文堂」と在銘があり分家にはそれがありません。
鉄瓶と言えば龍文堂というくらい有名な工房ですが、安いものなら数千円〜100万円以上のものまで幅があり、たくさん中国に渡った鉄瓶の中で一番多いのではないでしょうか。
亀文堂
初代の波多野正平が龍文堂の二代目安平の元で修行した後、蝋型鋳金(ろうがたちゅうきん)の技法で近江・能登川に文化10年(1813年)に亀文堂を開きました。
蝋型鋳金で表現される繊細な浮き彫りの図柄や胴本体、弦、摘みに施された金銀象嵌がとても美しい仕上がりです。
その繊細な象嵌や浮き彫りにファンも多く高値で取引されていますが、昭和に入り象嵌象嵌などを施した高級な鉄瓶の需要が減り4代目で途絶えてしましました。
初代正平の弟には秦蔵六がいます。
秦蔵六
亀文道の初代波多野正平の弟の蔵六が兄と一緒に龍文堂で鋳金の技術を修行した後、始めた工房。
古代中国の青銅器をモチーフにした作りが得意で溌蝋鋳造法という方法で、ところどころに金箔を張った作品が多く蝋型鋳金というロストワックス製法ににた鋳造方法で中国銅器を真似て作られた作風は他にはない作風である。
他の工房が時代の流れの中閉鎖しているところが多い中、現代でも続いており当代で6代目になる。
光玉堂
龍文堂と並ぶ京都の高級鉄瓶工房でぷっくりとした丸い形と岩肌と呼ばれる天然の石のようなザラッとした肌が特徴で、その他象嵌などの装飾や注ぎ口を獣の形にした獣口と呼ばれる形にしたりと、他ではみられないような独創的な形が見られます。
その他、銀瓶なども作られているので鉄瓶に比べ更に高価で取引されています。
南部鉄器
岩手県南部鉄器協同組合連合会の加盟業者によって作られている鉄器の総称
現代人に不足しているとされる、鉄分を手軽に取れるということで人気が出た。アラレという表面がブツブツになった肌が結構有名なのでは無いだろうか。
残念ながら高価買取出来る工房のものは少ないが、ご自宅などにあればこれでお湯を沸かしてコーヒーなどを淹れればお手軽に鉄分が取れて貧血予防になりますが、使った後は錆を予防するための水分を飛ばすため空焚きをしないといけないとチョット手間がかかります。
古い鉄瓶は高価なものが多い
蓋の裏に工房の銘が入った鉄瓶なら高値の可能性が高いです。
その蓋も鋳物ではなく銅で別に作らてていて、取っ手の部分が銀で出来ていて更に装飾がされたものや銀ではなくても動物の形に象られたものなど凝った作りのものが多いです。
ただ、銘がなくても高値になるものも存在しますので一概には言えませんが、家の片付けなどで出てきた鉄瓶があればお気軽にご雑談ください。
それが鉄瓶ではなく銀瓶(ぎんびん)なら最低でも銀の目方分にはなるのでチョットしたお小遣いになるかもしれません。
人工知能 AI で高価買取
人工知能に仕事を取られて職を失う人がこれから20年で増えるという話をよく見かけます。
確かに人工知能のお陰で人がする仕事は減るでしょうが、新たに出来る仕事も増えるのでそんなに心配はありませんが気になる人も多いでしょう。
人工知能を含む機械が奪うであろう職業ランキング
- 小売店販売員
- 会計士
- 一番事務員
- セールスマン
- 一般秘書
- 飲食カウンター接客係
- 商店レジ打ち係や切符販売員
- 箱詰め積み降ろしなどの作業員
- 帳簿係などの金融取引記録保全員
- 大型トラック・ローリー車の運転手
- コールセンター案内係
- 乗用車・タクシー・バンの運転手
- 中央官庁職員など上級公務員
- 調理人(料理人の下で働く人)
- ビル管理人
これらを見ると、人がしなくても大丈夫な気がするものばかりです、よくスーパーのレジ打ちのパートと言いましたが、最近は無人のコンビニなどがあるくらいなのでレジすら不要です。
一般事務員なども、パソコンが普及したおかげで手書きの請求書など営業事務の女子社員に頼んでいた仕事もワードやエクセルで簡単に出来るようになりオフィスから人が減りました。
でも、パソコン教室やホームページ作成会社、ソフトの開発会社など新たな分野の仕事が増え仕事が生まれています。
AIが仕事を奪う?
会計士など難関資格の仕事も減ると言いますが、必死に勉強して取った人はたまったもんじゃないですがデータのやりとりだけをしているのにマダ仕事があることが不思議なくらいです。
また、アップルのSERIに「ヘイ!SERI」と云うだけであらゆる答えが帰って来るので、近い将来人工知能はなんでも出来るようになり、もしかしたら人間もロボットに征服されるんじゃないかと言う人もいますが、ほんとにそうなるのでしょうか?
答えはノーです
なぜなら「ヘイ!SERI 近くの美味しいイタリアンの店は?」とiPhoneに話しかけたら「近くの美味しいイタリアンの店が見つかりました」と機械で作られた音声で答えてくれます。
しかし、「ヘイ!SERI 近くの不味いイタリアンの店は?」と話しかけても美味しいイタリアンのお店と一緒の店が紹介されます。
何故こんな結果になるのかというと、美味しいと云う言葉と不味いと云う言葉を人工知能が理解できないからなんです。
何れ出来る様になるんじゃないのと云う方もいるでしょうが、この違いを判断させるとスーパーコンピューターを使って1000年位計算させても出来ないそうです。
SERIなどの人工知能が何故質問に答えられるのかというと、ネット上にあるビッグデータの中から「イタリアン」と云う言葉と美味しいと云う言葉を検索してコレが一番近いかなと云うモノを結果として出しているだけだからなんです。
たまに、可笑しな答えが返ってくることがあり質問を変えることがあると思います。コレは元々データが少ないキーワードなので検索出来ないから答えることが出来ないんです。
このようにAI に答えを求めるには元になる教師データが必要で膨大な数が必要だそうです。
たかだか美味いか不味いかの違いだけでコレくらい掛かるのです。
骨董品の査定をAIにさせるには
結果からいうと、あと100年くらいでは出来ないのではないでしょうか。
千家十職の樂家の茶碗、楽茶碗でも初代長次郎の作品と十五代 吉左衞門の違いを見分けるには膨大な写真データが必要です。
もし、写真だけでAIに判断させるには数億枚の教師データの写真が必要だそうです、初代と十五代の違いを判断させるだけで数億枚です。真贋を判断させるまで入ると気の遠くなる数字になってきます。
ますそれだけの写真がありません(笑)
ただ単に初代長次郎の作った楽茶碗と云うだけなら簡単に出ては来るのでしょうが、それが本当に本物なのか偽物なのかの判断は出来ない。なので骨董品の真贋などの判断はAIには不可能なんです。
ブランド品の真贋なら可能
ヴィトンやシャネルなどのブランド品には模造が出来ないように真贋ポイントというものがあります。
ブランド品の買取屋があれだけ増える理由は見るポイントがあり誰でも真贋が出来るからなんです。
そのポイントをAI に覚えさせれば、そのポイントが有る無いで本物かどうかが判ります、ホント簡単です。ヴィトンなら見るのは2箇所で判断ができます。ブランド品にはスーパーコピーと言うのもありますが、人間が見れば判るのですが、機械にはきびしいでしょう。これらは製造コストが掛かるため殆ど見かけることがないので無視していいくらいのレベルだと思います。
さらに、大手のリサイクルショップは自社の販売データがあるので幾らで買い取ればいいかの判断もできます。そこにAIの真贋ロボットができて導入されれば、街の買取屋は堪ったものではないでしょうね。
近い将来と言ってもあと数年でそんな時代が来ます。
金より銀のほうが良い?
今は中国の景気の良さで買い進められて金が高くなっています。
30年前の金は1000円していませんでした、その頃に一杯買っていたらソコソコの利益が出ていたのでしょうね。
タラレバで話してもしょうが無いですね(笑)。上がるのが分かっていれば誰でも買います。
骨董は金より銀
骨董品では金で出来た釜や瓶などが多く作られていますが、美術品と言うより財産的なカテゴリーに分類されるものが多く見られます、もちろん金の価値だけでなく美術的な価値も考慮されるものもありますが、割合は少ないですね。
純金で出来た釜などなら総重量が3キロあったとして、令和元年9月20日時点で5,674 円/gですので、5674×3000で1千7百万円超えになります、純金ならその価格ですが純金だと柔らかすぎるので他の金属を混ぜて18Kににすることで硬さも増し使用に耐えることも出来ます。そうなると18Kは純金に比べて金の含有率が75%なので1700万円×75%なので1275万円になります。
3キロの釜の値段は最低が1275万円以上にはなりますがコレが2000万円以上に成るというというのはあまり聞いたことがなく精々が1500万円くらいにしかなりません。
金製品は百貨店などでも黄金展などと言って売出しをしていますがそれは美術品としてではなく財産として販売しているので、全部金で出来ていると言うだけでビックリしますが、元々の材料が高いのでそれだけの金額になるのです。
銀製品のほうが価値は高くなることが多い
金製品に比べ銀製品は高くなる割合が高いです。
金製品は素材の価値にプラスしてもそれほどでもありませんが、銀製品は美術品を作成するのにちょうど良いのかよく使われています。
銀の価値は令和元年9月20日現在69.76 円/gなので800gの銀瓶なら70円×800=56000円なので、比較的使いやすい材料ということあり色々なものが作られています。
なので美術作品を作る作家も銀を使った作品も多く存在します。
金なら材料代×1.2倍位にしかなりませんが銀なら数十倍になることもあります。
銀は比較的安い貴金属なので美術品制作に向いているのでしょう、骨董屋的には楽しい素材となるのです。
そんな観点でいうと、銀より鉄のほうがもっと価値が上がるものがあるので鉄のほうが良いのでしょうが、今回は金と銀を比べているので鉄のことは次回考えたいと思います。
プラチナの製品は少ない
同じ貴金属でも、プラチナを使ったものは殆どありません。
今でこそ貴金属として取り扱われることが多いプラチナですが、貴金属としての歴史は浅く1900年に銀の代わりとしてプラチナをセッティングに使用したのはカルティエが初めてと言われています。
プラチナはそれまで工業製品として使われていたのですがカルティエが貴金属として使い始めたことにより、貴金属として広く使われうようになりました。今でも、車のマフラーの触媒としても使われています。
今でいうとタングステンという金属も銀と同じくらいの価格がしますが相場が不安定なので使いにくいというのもありますが、コレをジュエリーとして使ったようなものです。
発想がすごいですね。
そういった経緯もありプラチナを使った美術品というのは殆ど見かけません。
見た目も銀とそれほど変わらないので作ったところでその価値を見出す人もいないのでしょう、なので指輪やネックレスなどのジュエリー需要にとどまっているのでしょうね。
そういうところもあり美術品には銀色のものには銀を金色のものには金もしくは金メッキを使っています。
以上骨董屋的には銀の美術品が良いというお話でした。