2020年04月19日
ハイブリッド出張買取
なぜ骨董品の買取で無料出張が可能なのか?
その分乗せているからでしょ!
はい他の業者はそうだと思いますが、当店ではホントに出張料を乗せていません。
なぜ同じ無料出張で費用を乗せていないのかというと、帰りか行きの途中でリサイクルショップを廻るから出来ることで、途中のお店で間違った金額で売られているものを購入しネットで販売することで費用を賄っているのです。
リサイクルショップは宝の山
最近は何処の街にもリサイクルショップがあります、ブランド品から日用雑貨、カメラやギターなどの嗜好品まであらゆるものが売られています。
これらはお店に持ち込まれたモノを買取って販売しているのですが、その査定をしているのはプロの鑑定士が査定していると思っている方も多いですが、これらのお店の査定士はベテランのアルバイトがやってます。
相場表のようなものがあり、それを見ながら査定するので殆どのものはアルバイトでも査定が可能なのですが、ブランド品など偽物が多いものは間違うことが多く、ホンモノなのに真贋がはっきりしないので安く買い取り、安く販売しているのです。
もちろん、真贋が判らないので偽物を相場より安く売っていたりもします(笑)こういったお店は査定ができないのでお宝がイッパイ(売る方はたまったものではありませんが)
大手のリサイクルショップがほとんど加入している「日本流通自主管理協会」というのがありここに加入しているお店は絶対に偽物を販売しないと宣言しているのですが、結局アルバイトが査定しているのでガラスケースの中で販売していました(笑)

間違ってリサイクルショップで偽物を購入したのではと思ったら、そのブランドのお店に行き鑑定してもらいましょう。ただ鑑定してくれと持っていっても断られることがあるので、「クリーニングの見積もりをください」と依頼します。
その商品が本物なら「幾らかかります」といって見積もりを提示してもらえます、もし偽物なら「当店では出来ません」と回答が帰ってきます(偽物や他所で修理などをされた商品はすべてメンテなどしてもらえません)。
見積もりが出た場合も必要なければシナイで持ち帰ればいいし、やってもらってもいいでしょう。
もし、拒否された場合はリサイクルショップで購入したレシートを持ってそのお店に行き「偽物なので返品します」と言えば素直に応じます。
他のものは返品は効きませんが、ブランド品は偽物を扱うだけで犯罪になりお店の看板に傷がつくのでできるだけ穏便に済ませたいのでしょうすぐに応じます。
それでも応じない場合は警察に持ち込みますと言えば一発で返品OKになるでしょう。まずそんなことはないと思いますがね。
そんな事しないで費用を乗せるほうが楽なのでは?
確かにそのほうが楽なのもありますが、リサイクルショップだけを廻るのにも交通費がかかります。
出張買取の場合でも交通費は掛かります。
それを出張買取とリサイクルショップ廻りを一緒にすればどちらの経費も賄えるので結果どちらも利益率が上がることになるのです。
多くの買取店では出張買取の際には交通費を勘案して査定額を提示することがほとんどです、それを考えてお客様も持ち込みならその分高くなると思って持ち込みをされる方もいらっしゃいます。
当店ではそれもどうかと思っていて、どうにかして出張料をホントに無料に出来ないかと考えたのがリサイクルショップと一緒に回る「ハイブリッド出張買取」というのを編み出しました。
おかげで、リサイクルショップ仕入の利益率もあげることが出来、出張買取の交通費を掛けることがないのでその分高価買取が可能になりました。
お店がある買取店は買取額が安い
リサイクルショップに限らず、骨董品を扱うお店にしても店舗の家賃やその他経費が掛かるのもあり高く買えません、それに出張の依頼があれば一人でしたら店を閉めて行かなければならないので大体が2人体制でやっています。そうすると人件費も二倍になり物凄い経費になります。
そんなこともあり、大手に限らすお店があるようなところで買取を依頼すると買い叩かれることになるのです。
買うなら店のほうが良いのかもしれないが
商品を購入するのならお店がある方が安心なのかもしれませんが、骨董品などを処分したいと思って来てもらうのは自分が売る立場なのでお店が有る無いに拘る必要も無いような気がします。
来てもらって不用品を持っていってもらってお金がもらえるんですもんね、自分で不用品を片付ける場合は焼却場などに持ち込んだりと手間とお金が掛かります。
そう考えると出張買取って便利なシステムな気がします。
アプリで骨董品 買取
アプリ
アプリケーションの略でパソコンの頃はソフトそ呼ばれていたものが、最近はスマホを利用する人が多くなりこう呼ばれるようになった。
画面上のアイコンを押すとゲームができたりメールやLINEなど連絡ツールを使用できるようになる。
アイコンを押すことも「クリック」と読んでいたものが「タップ」と呼ぶようになった。ウチの3年生の子供はクリックと行っても通じなかったりする(笑)
アプリケーションソフトウェア(application software, 応用ソフトウェア)は、アプリケーション(応用)プログラムともいい、ワープロや表計算などといった、コンピュータを「応用」する目的に応じた、コンピュータ・プログラムである。なお、それに対してシステムプログラムは、アプリケーションプログラムに対して処理実行のための計算機資源を抽象化して提供する、などのインフラとしての役割のプログラムであり、ユーザーが要求する情報処理を直接実行するものではなく、ユーザーが普段は意識することはない裏方的な存在がシステムプログラムである。
出典元:Wikipedia
スマホは新しい電話という風に考えている人もいるが、パソコンに電話とカメラが付いて手のひらサイズにしたものという風に考えるほうが正しいと思う。
もともとは、MACを販売しているアップルがiPadを企画中のとき、スティーブ・ジョブズがこれをもう少し小さくして手のひらサイズにしたら「電話になるんじゃねー」って言って出来たのがiPhoneなんです。
これに後追いしてできたのがアンドロイド携帯でこれはグーグルが開発したOS(オペレーションシステム)を使ったもので、このOSは無料で使えるとあっていろんな家電メーカーが対応した機材を制作して販売しています。
イメージ的にはWindowsパソコンの携帯版でOSが無料という感じですね。
さらに言うと、WindowsはDOS、アンドロイドはLinux、MACはUNIXと基礎となるものが違い一番安定して使えるのはUNIXを使っているMACの製品です。
その他は使っているうちに動作が重くなったり、使えなくなったりと不具合が出てきますがUNIXを使っているMACはほとんど不具合が出てきません。
ちなみに、この記事もMACを使って書いていますがまる四年使っているのに快適に動作します。WindowsやLinuxのパソコンならそろそろ買い換えないといけないかなと言うくらい動作が重くなったりバグったりと不具合が出る時期です。
アプリを使った買取方法
大手のブランド品などを買い取る業者さんにはアプリや人工知能を使った査定方法を取り入れている所もあります。
これらはブランド品や高級腕時計など定価がしっかりあり、尚且中古市場があるものに限ります。
人工知能はそんなに賢くない
そもそも人工知能で「このカバンはヴィトンのネヴァーフルでダミエの柄」であると判断するためにはヴィトンのバックのデータ・柄がダミエであるというデータと真贋を見極めるためのポイントなど物凄い量の写真データが必要でそのデータのことを「教師データ」と呼びます。
教師データと言っても、パソコンは0と1の組み合わせで物事を判断しています。写真のデータも左上は赤くて右上は青いなどと言った情報をすべて0と1で表現しています。それが一致してはじめて同一のものと判断ができるのです。
精度を上げるには教師データになる写真を見極めたい商品一点に付き1万枚ほど必要とか。
それでも人間が見るほうが遥かに精度が高いといいます。
ブランド品ならAIで査定も可能ですが骨董品は無理
ブランド品は市場の価値がネットなどでいくらでも手に入りますし、真贋を見極めるような技でも意外と簡単に手に入ります。
ですので「ブランド品買取ります」と言った業者がやたら多いのです、そう誰でも出来るので・・・
そして買い取ったものはヤフオクやメルカリで販売しています。ですのでヤフオク以上の値段にはなりません。
高価買取実績などまやかしです(笑)
そんな金額で買い取ったら赤字ですからね、もし本当に買い取ってもらえたのならそれはあくまで広告費としてその金額で買い取ったのであって、実際に持っていくと「ココに傷が」「汚れが」と難癖をつけて格安で買い取ろうとします。
でないと儲かりませんから。
しかし、ブランド品などは回転率もいいのでこれから買取業者を始めようと質屋が開催するブランド品の真贋セミナーなどに言って勉強して開業などと考えている人はやめておいたほうが良いです。
セミナーは1日で10〜30万円位かかったりします。そんなセミナーに行っても教えてもらえるのはポイントだけで漠然としています。
それに真贋が見極められるようになったとして、開業したとしてもライバルが多くてはっきり言って儲かりません。
仮にヤフオクで10万円で売れるシャネルのバックを持ち込んで来られた場合の査定額は8万円くらい出さないと売ってもらえません。手数料を引いたら1万円くらいしか残りません。
1万円でも儲かったら良いと考える人は商売に向いていません、止めておいたほうが良いです。手間賃や光熱費、家賃人件費など考えたら全くの赤字です。
お客は何時までも店を回る
以前ブランド品買取業者の方と話した時に聞いたのは「ココで7件目なんだけど、高くかってくれる?一番高かったらおたくで売るから」と言われる事が多いそうです。
売りに来る人はいろんなお店を回って一番高い店に売るからです。それにヤフオクなどで相場を調べてきているので損してでも買い取らないとお金が回らず潰れてしまうかもしれないので無理やり高値で買い取りしたりしています。
人間の心理としてできるだけ損をしたくないと言う気持ちがあるので例え30万円で買ったシャネルのバックで結構使ってヘタってきているが「腐ってもシャネル」と思いそれなりの金額で売れると思ってお店を廻ります。
腐ったシャネルをほしいと思うのはごく一部で、お金はないが高級品のシャネルのバックを持って見栄を張りたいたいと言う人達ですからできるだけ安くしないと買ってもらえません。
そうなると買取額も下がります。ココで高く売りたいお客と安く買いたい店側で攻防が起こるのです。
店側も安く買い叩いて利益を出したいのでは無く、中古品は相場があり人気度が高いと高かったり同じブランドでも人気がないと安かったりします。
ですので、コレから始めようとする人も、不要なバックを売りに行こうと考える人もあまり期待はしないほうが無難ですね。
骨董品をAIで査定
ほぼ無理です。
写真だけでは判断ができないところが多く、千家十職の樂家の茶碗を取りましても今では15代目となり花押などがあれば何代目かも判断ができますが、大体花押は収納用の箱に書かれていますので中身と箱が違えば判断ができません。
その他見る箇所は色々とあり、モノによって見る場所が違ったりしますので教師データの数が無限に必要になってきますし、その写真をとるにも美術館に入っているものであればおいそれと写真すら撮れません。
私達骨董品を扱う者は美術館などでホンモノを見て目を養い、実際に現物を触って感触で作家の気持ちや思いを感じて見極めています。
それを写真だけで判断するAIなど役に立ちません(笑)。
にっこにこ太陽古美術店ではブランド品を扱いません
当社では基本的にはリサイクルやリユース品を扱っていません。
ついでがある場合やヴィトン、シャネル、エルメスなどであれば買い取りさせて頂くこともありますが、それ以外でしたら別の業者様をご紹介する場合もあります。
21世紀の掛軸事情
掛軸
日本の室内装飾にとって重要な役割を果たすもので、特に座敷に作られる床の間の壁にかけるものをさす。
床掛けともいう。
北宋時代に掛物として「掛けて拝する」ことに使われ、おもに礼拝に使われることが目的だったみたいである。
その掛軸が飛鳥時代に日本に伝わり主に仏画に使われていた、理由は丸めて桐の箱に入れると持ち運びが楽なのと、量産が簡単だったかららしい。
その後、鎌倉時代には水墨画が流行り多くの作品が作られた。その頃から掛軸は仏教画を掛けて拝するというイメージから花鳥風月などの美術品をより綺麗に見せる表装と呼ばれる装飾が発展していったとも言われている。
また、室町時代になると千利休が掛軸を茶事に用い、重要性を説くことで全国の茶人に広まり爆発的に掛軸が広まることとなる。
そして、この頃から季節や昼夜、訪れる客へのおもてなしを込めて掛け替えることが一般的になったそうで、その場面の格式などを掛軸で表現するという考え方が一般的になっていったもよう。
その掛軸も江戸時代に入ると明朝式表具が入ってきて絵の周りを煌びやかな装飾を施す今の形になってと言われている。
表装の様式
掛軸の各部名称
掛軸の様式は茶道と共に確立した。座って見上げるときに美しく見えるように寸法が定められており、床の間の大きさや畳の大きさを考慮して作られる。一般に関東では「上一文字」の丈が「下一文字」の丈の2倍、「天」の丈が「地」の丈の2倍といったように、上部と下部の比率が2対1になっているが、関東よりも畳の大きな関西では、2対1よりも上部を若干短めに作られる。
引用元:Wikipedia
その後、明治・大正時代まで隆盛は続くが、昭和にはいり、第二次世界大戦の後には様子が変わってくる。
生活様式の西洋化で家に床の間のない家が増え、掛軸の愛好家も減ってきている為数が激減しているのです。
掛軸の種類
仏画/肉筆浮世絵/山水画/花鳥画/墨蹟/古筆/色紙/短冊/画賛/消息(手紙)/断簡(巻物の一部を切り取ったもの)などを表装することで掛軸になる。
複数の書画を同じ形で表装したものを「対幅(ついふく)」と呼び、連作などやなんらかの理由で二つもしくはそれ以上に分けられた書画を軸に仕立てたものをいう。
対幅には竜や虎といった関連のあるものを追福にしたものもや、観音さま・猿・鶴などを描いた三幅対。
四季を描き分けた四幅対。一年を描き分けた十二幅対などもある。
茶掛と呼ばれる、茶事の際に用いられる掛軸は消息と呼ばれる手紙(禅の高僧のものが多い)や高僧の言葉を切り取った断簡、「古筆切(こひつぎれ)貴族が書いた文章を切り取ったもの」など、その茶会の趣旨を表す書がおおい。